新渡戸文化小学校

新渡戸文化小学校の公式アカウントです。自分たちの取り組みのみならず、世の中のユニークな学校の取り組みや先生のこと、公教育について幅広くお伝えしていければと思っています。

新渡戸文化小学校

新渡戸文化小学校の公式アカウントです。自分たちの取り組みのみならず、世の中のユニークな学校の取り組みや先生のこと、公教育について幅広くお伝えしていければと思っています。

マガジン

  • 学校の、なかのひと

    学校の中にいる素敵な人を、その想いとともに紹介するマガジンです。新渡戸文化小学校の「なかのひと」を始め、様々な学校、公教育に関わる方を紹介していきます。

記事一覧

教室も職員室も両方大切、だからMBTIを導入した

「不完全が完全」そんな新渡戸で、子どもたちと繋がっていたい

教育の可能性を信じる仲間と繋がりたい

子どもは大人の鏡、正直な自分で向き合いたい

自分の「得意」を、子どもたちに注ぎたい

探究を「イベント」にしてしまっていた私たちの反省

先生全員で1泊2日の合宿をした理由

「メダカで学ばなくたっていい」子どもを縛らず共に学ぶ

やらされた“勉強”には限界がくる、自分の選択で自分を幸せに

スクールカウンセラーとして、子どもの「NO」から学ぶ

子どもたちの違いを愛し、シェアする——これが私の仕事

子どもたちがつくった「好きな服を着てくる日」

小学校で飛び石連休の平日を休みにしてみたら。

アフタースクールこそ「遊び」と「学び」のユートピア

新渡戸が目指す「こどもまんなか」

子どもたちと同じ目線で「コミュニティ」を作りたい

教室も職員室も両方大切、だからMBTIを導入した

 新渡戸文化小学校の先生に話を聞いていると、多くの先生たちが口にすることがあります。「新渡戸は職員室が最強」「とにかく『いいね!』で物事が始まる」。新渡戸は、とにかく先生たちの雰囲気がいい、先生たち同士が信頼しあっている。それを先生たち自身が口にする場面を多く見てきました。  「学校では、教室が大切であることは当然ですが、教員にとって学校は『職場』。その雰囲気が良いことは、働く社会人として当然大切にしなくてはいけないことだと思っています」。そう話すのは、遠藤崇之校長補佐。今

「不完全が完全」そんな新渡戸で、子どもたちと繋がっていたい

こんにちは、新渡戸文化小学校note編集部の染原です。一人ひとりの先生たちのことを深く知っていただく「先生に聞きたい10のこと。」。今回は、橋本理祈矢先生です。「最初は『新渡戸に行きたい』という強い思いがあったわけではなかった」と話す橋本先生。着任から2年を経て、誰よりも新渡戸を体現しているような先生になったのは、橋本先生の子どもへの眼差しを見れば自明とさえ思えます。 1.現在の担任、担当を教えて下さい。 4年生の担任と国語の授業担当をしています。 2.経歴を教えて下さ

教育の可能性を信じる仲間と繋がりたい

 子どもたちが1学期の終業式を終えた翌々日。がらんどうとなった新渡戸文化小学校の校舎に、ぞろぞろと集まる教育関係者の姿がありました。100名を超える彼らの目的は、新渡戸文化小学校が主催した「Teachers' HUB」。そのイベントの概要を見てみると、次のように書かれています。 新渡戸文化小学校は、なぜこのイベントを開催するに至ったのでしょうか。今日は夏休みに開催した「Teachers' HUB」の軌跡をお届けします。 米国でみた公立校のイベントの熱気 「Teacher

子どもは大人の鏡、正直な自分で向き合いたい

こんにちは、新渡戸文化小学校note編集部の染原です。一人ひとりの先生たちのことを深く知っていただく「先生に聞きたい10のこと。」。今回は、鈴木妃香里先生です。地方で公立小学校の先生として働き、一般企業も経験したのち新渡戸に着任した鈴木先生。子どもたちの前ではいつも正直な自分でありたいと話します。 1.現在の担任、担当を教えて下さい。 1年生の担任に加え、授業では国語、算数、生活を担当しています。 2.経歴を教えて下さい。 地元の大学を卒業後、出身地の札幌にて公立小学

自分の「得意」を、子どもたちに注ぎたい

こんにちは、新渡戸文化小学校note編集部の染原です。一人ひとりの先生たちのことを深く知っていただく「先生に聞きたい10のこと。」。今回は、木下サリ先生です。カトリックの私立小学校に10年以上勤務し、その後新渡戸文化小学校に着任。「とにかく本が好き」という木下先生は、今年から図書の担当になりました。新渡戸で取り組んでいること、その土台にある思想はどのようなものなのでしょうか。 1.現在の担任、担当を教えて下さい。 4年生の学年担当と3、4年生の社会科、小学校の図書の担当を

探究を「イベント」にしてしまっていた私たちの反省

 新渡戸文化小学校では、2021年4月から本格的に「プロジェクト科」と名付けたPBL(Project Based Learning)を開始しています。2020年以降の学習指導要領にも盛り込まれた「総合的な学習の時間」。これを新渡戸なりにリデザインしたのが「プロジェクト科」です。 「探究」という言葉が広がりつつある今、様々な学校が「総合的な学習」の中核に探究学習を位置付け、試行錯誤を重ねています。「教科書ベースドラーニング」ともいえるような学習に取り組んできた学校にとって、探

先生全員で1泊2日の合宿をした理由

新渡戸文化小学校は、4月10日に始業式を迎え、今年も無事新年度を開始しました。新年度が始まるときは、先生も子どもも緊張と興奮が入り交じった不思議な気持ち。どんな1年になるか、今年もまた楽しみです。 さて、実はこの日を迎える前の春休み。新渡戸文化小学校の先生たちはいつもと違う春休みを過ごしていました。 3月29日、先生と管理職計26人は、奥多摩の廃校となった元中学校に次々と集合していました。修了式を3月18日に終え、新年度を迎える直前。廃校となり宿泊施設へと変貌を遂げた中学

「メダカで学ばなくたっていい」子どもを縛らず共に学ぶ

こんにちは、新渡戸文化小学校note編集部の染原です。一人ひとりの先生たちのことを深く知っていただく「先生に聞きたい10のこと。」。今回は、沼尻淳先生です。 公立小学校で20年近く勤務したのちに、新渡戸文化小学校に着任。2024年1月には、ソニー子ども科学教育プログラムの「2023年度教育実践論文」で、新渡戸での授業を論文にまとめ、優秀賞を受賞しています。そんな沼尻先生が、新渡戸で取り組んでいること、その土台にある思想はどのようなものなのでしょうか。 1.現在の担任、担当

やらされた“勉強”には限界がくる、自分の選択で自分を幸せに

2023年度も終わりを迎えます。来年度に向けてすでに準備を始めた方、本年度をこれから振り返る方、様々かと思います。新渡戸文化小学校でも、3月9日に卒業式、3月18日に修了式を無事終えることができました。そんな年度末。改めて大人が子どもと向き合うきっかけになればと、今回は花まるグループ代表の高濱正伸さんにインタビューしました。 高濱さんは、新渡戸文化学園の教育活動にアドバイスをくださるNITOBE FUTURE ADVISERSのお一人。花まる学習会の前身、花まる勉強会を開始

スクールカウンセラーとして、子どもの「NO」から学ぶ

こんにちは、新渡戸文化小学校note編集部の染原です。一人ひとりの先生たちのことを深く知っていただく「先生に聞きたい10のこと。」。今回は、新渡戸文化学園のスクールカウンセラー望月大八さんです。新渡戸文化学園のカウンセラーとして、小学校のみならず、子ども園から短期大学まで幅広く児童や生徒に向き合い、時には先生や管理職、親御さんとも面談をする望月さん。どんな仕事を担っているのか、お話を聞きました。 1.現在の担当を教えてください スクールカウンセラーとして、新渡戸文化学園全

子どもたちの違いを愛し、シェアする——これが私の仕事

一人ひとりの先生たちのことを深く知っていただく「先生に聞きたい10のこと。」。今回は、本村凜先生。新渡戸文化小学校に着任して4年目。元々は「臨時」として着任した本村先生が、新渡戸文化学校に居続ける理由とは。 1.現在の担任、担当を教えてください。 5年生の担任をしています。教科担当は国語、算数、道徳、学級担当です。 2.経歴を教えてください。 東京の教育大学で初等教育を主専攻に学びました。在学中、フィンランドに留学した方が執筆した書籍を読んで、フィンランドの教育に興味

子どもたちがつくった「好きな服を着てくる日」

 その日の新渡戸文化小学校は、なんだかいつもと違いました。目に入ってくる色、子どもたちや先生たちの顔。学校全体が浮き足立っている感じすらしたのです。行き交う子どもたちは、それぞれに声をかけて「かわいー!」「先生もいい感じじゃん!」とはしゃいでいる様子。実はこの日、新渡戸文化小学校は、「好きな服」で登校していいと決めた「私服デー」を実施したのでした。 制服だって、いいんだよ。 朝の会を覗いてみても、その話題で持ちきり。2年生のクラスには、いつもの制服や体操着の子どももいます

小学校で飛び石連休の平日を休みにしてみたら。

こんにちは。今日は連休中日。勤労感謝の日である昨日木曜日の祝日から本日金曜日はお仕事を休んで4連休にされる方も多いかもしれません。 実は、本日は新渡戸文化小学校もお休みです。「ハピネスホリデー」と名付けられたこの休みは、2022年4月から新渡戸文化小学校に取り入れられたもの。暦上、いわゆる飛び石連休となる平日をお休みとする取り組みで、新渡戸文化小学校の児童は、これによって今回は4連休となっているわけです。 ハピネスホリデーによって、「親は仕事を休めるのに、子どもが連休にで

アフタースクールこそ「遊び」と「学び」のユートピア

こんにちは、新渡戸文化小学校note編集部の染原です。一人ひとりの先生たちのことを深く知っていただく「先生に聞きたい10のこと。」。今回ご紹介するのは、「学校」ではなく、「アフタースクール」の中の人、中村優花さんです。アフタースクールは、新渡戸文化小学校にとって、学童のような存在。働くお父さん、お母さんの強い味方です。 1.現在の担任、担当を教えてください。 新渡戸文化小学校のアフタースクール常勤職員です。アフタースクールは、いわゆる公立学校では「学童」と総称して呼ばれて

新渡戸が目指す「こどもまんなか」

  みなさんは「こどもまんなか」というキーワードを聞いたことがありますか。子どもに関する取組みや政策を、子どもを社会の真ん中に据えて考えることを言い、常にこどもに最も良いことは何かを考えていこうというもので、今、この流れが加速しています。 これは2023年4月に「こども基本法」が施行され、「こども家庭庁」ができたことに端を発します。 新渡戸文化小学校でも従来「すべての『主語』を子どもたちに」という言葉で、「こどもまんなか」を推進してきました。 いよいよ「こどもまんなかの学

子どもたちと同じ目線で「コミュニティ」を作りたい

 こんにちは、新渡戸文化小学校note編集部の染原です。一人ひとりの先生たちのことを深く知っていただく「先生に聞きたい10のこと。」。今回は、子どもから「やまちゃん」の愛称で親しまれる山手俊明先生です。 1.現在の担任、担当を教えてください。 3年生担任、学級活動、算数、道徳、社会科、プロジェクト科(総合学習)、スクールライフデザインチームチーフとして、全校ミーティング・防災防犯などを担当しています。 2.経歴を教えてください。 2005年に新卒で一般企業に就職し、7