新渡戸文化小学校

新渡戸文化小学校の公式アカウントです。自分たちの取り組みのみならず、世の中のユニークな学校の取り組みや先生のこと、公教育について幅広くお伝えしていければと思っています。

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マガジン

  • 学校の、なかのひと

    学校の中にいる素敵な人を、その想いとともに紹介するマガジンです。新渡戸文化小学校の「なかのひと」を始め、様々な学校、公教育に関わる方を紹介していきます。

記事一覧

先生、「しあわせをつくる」ってなんですか

「変革」を前に立ちすくんだわたし、1年生から教えてもらったこと

夏休み明けの子どもたちと、私たちはどう向き合うべきか

「町に住む幸せ」ってなんだろう、6年生が東北で考えた

東北へ行った6年生、生きる意味を問う修学旅行

怒るのは大人の都合、「待つ」ことに決めた校長の話

先生、「しあわせをつくる」ってなんですか

こんにちは、新渡戸文化小学校note編集部の染原です。新渡戸文化小学校は「しあわせをつくるひとになろう」をモットーに学校作りをしています。そんなテーマに沿って、今年の6年生も東北に「しあわせ」を探しに行ったばかり。 では、先生たちは子どもたちが「しあわせをつくる人」になるために、どんなことを日々心がけているのでしょうか。3人の先生たちに聞きました。 自分を自分で信じられる「種」を見つける —「しあわせをつくる人をつくる」ために、まずは子ども自身が「しあわせ」であることが

「変革」を前に立ちすくんだわたし、1年生から教えてもらったこと

こんにちは、新渡戸文化小学校note編集部の染原です。新渡戸文化小学校で働く人や、そこに留まらない様々な学校の「なかのひと」を取り上げていく連載。3人目は新渡戸文化小学校の加賀谷 愛里さんです。 「初めて1年生の担任になる先生たちは、一様に『1年生ってすごいね』ってみんな言うんです。なんでもやりたがる、なんでも発言したがる、発想が面白いって。「ゼッタイ無理!って言いたくなるような、『ぶっとんでる』ことを言う子がゴロゴロいます。でも、そんな『ぶっとんでる』ことをやらせてみたら

夏休み明けの子どもたちと、私たちはどう向き合うべきか

 こんにちは、新渡戸文化小学校で教務を担当している橋本花織です。どの小学校も夏休みが明けて、学校に子どもの活気が戻っているころ。1ヵ月以上学校を離れていた子どもたちの中には、スムーズに学校生活に戻ることができる子もいれば、そうでない子もいるはずです。夏休み明けに子どもの自殺率が増えることや、それへのアプローチがニュースになるなど、この時期の子どもとの関わり合いについては、学校でも緊張感が高まるところです。  新渡戸文化小学校でも、9月1日に始業式を執り行い、すでに2学期が始

「町に住む幸せ」ってなんだろう、6年生が東北で考えた

岩手県は大槌町を3泊4日で巡る6年生の修学旅行。前回紹介した子どもたちがそれぞれに選んだ体験プログラム以外に、もう1つ大きなプログラムがありました。正解のない問いに、子どもたちがそれぞれ意見を紡ぎながら挑む「決断のワークショップ」です。 子どもたちには、それまで大槌の町の景色を見たり、震災当時のことを解説してもらったりする機会が何度もありました。すべてが流された土地に建てられた東日本大震災津波伝承館では、当時の映像や被災した車、道路標識などを見ました。伝承館の近くに残された

東北へ行った6年生、生きる意味を問う修学旅行

「染原さん、修学旅行に行きませんか」 新渡戸文化小学校の遠藤崇之校長補佐から、同校note編集部の染原がお誘いを受けたのは、2021年度も終わりにさしかかる3月末。「修学旅行、ですか?」と一瞬戸惑う私に、遠藤さんは「6月に6年生と岩手県大槌町へ行くんですよ」と続けます。新渡戸文化小学校の数々のユニークな取り組みを先導している遠藤さん。その人が「是非」という修学旅行が面白くないはずがありません。二つ返事でOKし、梅雨入り直後の6月下旬、6年生61人とともに、岩手県の大槌に踏み

怒るのは大人の都合、「待つ」ことに決めた校長の話

 こんにちは、新渡戸文化小学校note編集部の染原です。「学校の、なかのひと」と題して、新渡戸文化小学校で働く人や、そこに留まらない様々な学校の「なかのひと」を取り上げていく連載。2人目は新渡戸文化小学校の杉本竜之校長です。  杉本さんは2020年4月に同校の校長に就任しました。一度教員としての定年を迎えていたにも関わらず、引き続き教育現場の第一線に留まるという決断をして、新渡戸文化学園に赴任。その決断の背景には、新渡戸文化学園が学園全体で取り組む「自律型学習者」を生み出す